new!会員の思い

~ 知ることの大切さ ~

拉致事件が起こり、そして明るみになってからも解決されていないのは、みなさんもご存じのとおりです。「かわいそうに」「親、兄弟はつらいだろうな」と家族のことを思ったり、「なんで解決しないんだ!」と怒りを覚える方、そんな感情をお持ちの方も多いと思います。
5名の拉致被害者が帰国してからおおよそ20年ですが、それ以降、誰一人として救出できていません。

 

私が拉致事件を知るきっかけは、テレビ報道で知り、「なんでこんな事が起こり、解決されないのだろう」と思っていました。そして“行動を起こす”ことの重要性を知るきっかけは、この会の活動を知ったからです。 
この会は、会社で働く人、自営業をしている人など、一般の市民が集まって活動しています。活動の目的は、ただただ、拉致被害者の帰国・救出のみです。そんな人々が集まって活動している団体です。
この会に参加するにあたり、「そんなことは俺にはできない」や「応援するだけでいいか」など思っていましたが、「知った限りには行動することが大切」と、そしてその行動が大きな力になるということを知り、活動を始めました。

 

その行動が間違っていなかったエピソードをひとつ紹介します。
ある日の活動の後に、ある拉致被害者家族と話しをさせていただく機会がありました。その際、「長い間拉致事件を知るのが遅く、放っておいてすみませんでした」と声を掛けたところ。「遅いも早いもありません。非道なこの拉致事件を知ることが重要です」「知ったからには多くの人にこの非道を伝えてほしい」と言われました。

 

実際に私たちが救出できることはありません。しかし、この状況を多くの人に伝え、多くの人が声を挙げることで政府を動かし、拉致被害者の救出につながります。
本来は、政府にお願いするようなことではなく、政府が国民の生命を守るために行動すべきことでありおかしなことですが、他の国とは違い、これが現実でもあります。
最後になりましたが、私たちの会で共に活動していだくことも一つの方法ですし、周りの人に伝えたり、家族で拉致事件について話すことも一つの方法だと思います。みなさんの行える範囲内で実施することが重要と考えます。

 

( 今村忠男 52歳 男 )

 

 

~ 署名とブルーリボンバッジ ~

私が大阪ブルーリボンの会へ入会したのは、私の支持している地元の代議士が7・8年前に行った山口釆希さん(シンガーソングライター)とのジョイントライブを見に行った際に、会場で行われていた拉致被害者救出を求める運動への署名・カンパを行ったことがきっかけとなります。

 

署名したことや、カンパのお礼でもらったブルーリボンバッジを最初に手にした時の重みをいまでも覚えています。

 

拉致問題のことやブルーリボンバッジのこともある程度理解していましたが、「署名したからには、バッジを身に着けるからには、何か少しでも自分にできることをやらなくては」という衝動にかられ、インターネットで検索し街頭署名活動に参加するようになりました。
参加した活動では署名していただける人が想像していたよりは多くいた半面、拉致事件自体を全く知らない方や署名活動をよく思わない方も少なからずいて、問題解決の難しさを目の当たりにしました。

 

仕事で接客や打合せの際に、身に着けていたブルーリボンバッジが拉致問題のことを話すきっかけとなることもありますが、相手の認識の意外さに驚かされることもあり、バッジをつける意味を再認識します。

 

我が国日本にはスパイ防止法もなく、我々国民が拉致問題についてどのように考えているのかを北朝鮮側は容易に観察していると考えるべきで、19年前に5人の拉致被害者が帰国できたのもその影響がかなり大きかったように、国内世論動向を重要視しています。
前出の山口釆希さんが拉致被害者の救出を願って作詞作曲した「空と海の向こう」という素晴らしい曲がありますが「あきらめないでね、あきらめないから…」という歌詞が私には、深く刺さりました。

 

地道な活動であっても諦めずに行うことで、意識が変わる人を少しでも増やし、すべての同胞を取り戻すという当たり前の国民世論を、もう一度、盛り上げるために微力を尽くしていきたいと思います。

 

E.F. 54歳 男性

 

 

~ 拉致問題、解決なくして平和なし ~

私が当会をはじめ各地域の市民団体の存在を知りましたのは、ネットが急速に普及しだしてSNSを本格的に利用してからでして、大阪ブルーリボンの会にアクセスをしたのがきっかけで理事の方にご挨拶に行った事から入会を勧めていただきました。それまでは偶然通りかかった際に、街頭活動があれば署名に協力するごく一般の通行人にすぎませんでした。

 

拉致問題について興味を持ったのは、言わずと知れた2002年の小泉氏訪朝での日本人5名の帰還のニュースからです。当時は自分の住むこの平和と思える日本で、それも身近で拉致事件が勃発しているにもかかわらず、他人事ではないにせよ我が身でないだけにピンとこなかったのが正直なところでした。今思えばその程度の関心さだったのかと平和ボケをしていた自分を反省しております。

 

当会に入会するまでは、長年従事していた労働組合の活動でも平和・反戦・平等・人権など学習会や若手の組合員を対象の勉強会などにも役員として参加してきましたし、個人的にも実弟が障がい者であることから色々なボランティア活動にも従事しておりました。その活動の中で人の温かみも感じましたが、無関心や他人事のような薄情さも痛感いたしました。繰り返して行くうちに年々自分の中で何か納得のいかないと言いますか疑問符が増えた事です。

 

政府が国の最重要課題と言いながらこれだけの期間放置されてきたのか?何の罪もない日本人が理不尽にも犯罪国家に奪われて何が平和で何が人権なのか?国内において色々な諸課題から歴史的事実が山積しては消え去る中で、次々と流れてくる国内外問わずのニュースや出来事。そんな中で現在進行形の重大事件がなぜこんなにも軽く、そして年々取り上げることすらしないのだろうか?もしもこれが自分や自分の家族であれば、このように国や世間から放っておかれるのか?そんな極々単純な発想からです。

 

拉致被害者もそうですが、被害者御家族もご高齢ですから本当に時間がございません。私と年代が同じの横田めぐみさんのお父さんもお亡くなりになりもう一年過ぎました。わが子に一目会いたい、その当たり前の事すら叶わずに。拉致問題解決は当然ながら拉致被害者とそのご家族の為でもありますが、この問題が解決することは、日本が本当の意味で平和で平等で人権の守られた誇りある国と言えますでしょうし、その轍を未来ある子供や若い人たちの為に残すのが我々の責務だと考えております。拉致問題、解決なくして平和なし。引き続き微力ではございますが、ブレることなく強い絆と助け合い精神で行動してまいります。

 

(50代 男 OH)

 

 

~ 思いを表し続けること ~

縁あって北朝鮮による拉致被害者の方々の救出に向けた運動に関わり22年が経ってしまいました。その間、5名の方々の帰国は実現できましたが未だ多くの方が帰国出来ていません。
20年余の年月は拉致被害者・ご家族・支援をする方々それぞれに老いという形で様々な活動制限を余儀なくさせています。

 

今、私自身も疾病等で活動が思うに任せなくなっていますが支えてくれるのは何時も横田早紀江さんの、意味のないものはない、決してあきらめない姿です。
また、「病気にかかって思うに任せなくなることもあるが決して北朝鮮に弱みを見せない活動をし続けること」何時かのご講演で話されたことも心に残っております。
実際に、弱みを見せない万全な活動は40代に比べて出来なくなっています。日々体調もかわり休息日が必要な時もあります。

 

そういう私ですが、署名活動だけは「たった一人でも出来る救出活動」と思い特に街頭署名活動が思いを表し続けるものとして継続しています。
病院のベッドで寝がえりも打てない入院経験もありますので、その日々で表せることが変わるのもわかります。現在は新型コロナ禍にありそれぞれが身を護ることが重要な時で行動さえ出来ません。
けんかの多くははっきり言ってくれなかったという理屈がつきます。
北朝鮮による拉致を許す人はいないと思います、でもどう思っているか表さないと北朝鮮にも政府にも市民の方へも「救うという意思」は伝わりません。
会員の想いをお読みの皆様は、どういった思いを表していらっしゃいますでしょうか。
お教え願えませんでしょうか。また、もしよければ一緒に活動出来ればと思います。

 

60代 男 FH

 

 

~ 拉致問題への私の想い ~

平素より会員皆様には、拉致被害者救出にむけてひた向きに献身的な活動をされ、また執行部におかれましては企画・運営等、諸問題に真摯に取り組まれる姿に感銘するばかり、何もできない自分を情けなく思っています。

 

私が拉致問題に意識をもつきっかけとなったのは、2003年の衆議院選挙兵庫7区での選挙のことでした。前年に北朝鮮が拉致を認め、同選挙区に当時、社民党党首土井たか子の対立軸の自民党候補者の集会に有本恵子さんのご両親・有本明弘、嘉代子夫妻が、連日連夜、娘さんが連れ去られた経緯と救出を懸命に訴えられていました。非人道的な犯罪集団が国家の名のもとに日本国ならび国際社会が何ら手も打てない中、親として出来得ることは何でもされている姿に心を打たれました。また、横田めぐみさんは1964年生まれで私と同じ年ということもありやるせない思いと、平和国家に生まれ育ち、どうして人生・家族を奪われなければならないのか、ご家族の悲しみ・苦しみを思うと怒りと同じ日本人として皆が共有すべき問題であると痛感いたしました。

 

警察・外務省・政府は、口では拉致問題は最優先としながら、自分達の不都合・不始末に関しては蓋をし、国民の命と財産を守る意識はないのです。無防備で幼気な中学生の少女が拉致された事実より国際社会での立ち振舞いの手段として拉致問題を利用しているとしか思えません、第2次大戦後も国際的には武力衝突は各地で起こっています、自国の軍隊を他国の武装軍隊に守備させ、一人の戦死者もないと言いながら、国内で無防備な市民が他国の軍隊に連れ去られている事を認めない、何も行動を起こそうとしない政府などあり得ません。

 

新型コロナウイルスの影響は北朝鮮でも同様、中国の支援で中産階級以上にはワクチンはいきわたっているかも知れませんが、金正恩が苦の行軍と言うほどに財政は厳しく、国民の団結心・金一族に対する忠誠心が衰退していることが真実なら、今こそ国際社会としての対応を全国民が声を上げる機会だと考えます。

 

①北朝鮮による拉致問題を風化させない。
人権週間に合わせブルーリボン週間を政令で定め、企業・学校教育機関等では拉致関連の啓蒙活動とブルーの羽根の配布を行う。

 

②国際社会に向け、各国の拉致被害者団体と呼応し国連に訴える。
北朝鮮への人道支援と被害者の奪還を国連が監視した中で行う。

 

これまでの活動を継続し、拉致被害者ならび特定失踪者の方々全員が救出されることを心から願います。

 

大阪府在住 50代 男性 T・O

 

 

~拉致被害者全員救出を願って~

 

人生には理不尽な事が次々起こり、
涙を呑んで乗り越えていかねば
ならない事も沢山あります。しかし
拉致については、理不尽なんかで
済ましてはならないし、これは
人権を踏みにじった凶悪犯罪です。
絶対に許してはいけないのです。
涙を呑んで諦めてはいけないのです。

 

よく『戦後〇〇年、
日本の平和が続いてきたのは?』
とか耳にしますが、

 

何の罪もない国民が拐われて
助ける事すら出来ない国が平和?
平和の維持?って何でしょう…
見たくないもの、
聞きたくないものに蓋をして
はたして本当に
『平和』と言えるのでしょうか?

 

ご家族は体力的にも精神的にも
もはや限界をとうに越しています。

 

今年2月に映画【めぐみへの誓い】
が公開されましたが、
拉致を知ってる人には勿論、
拉致なんて知らない若い世代の人
にも、一人でも多くの人に
見て欲しいし、今一度、より一層
声を広げていかねばならない。

 

本当に時間がないのです。

 

我が国の緊急事態、最優先課題は
拉致事件です。これを無視して
助けを叫ぶ国民を見捨て見殺しにして
そんな国に未来はない。つまり
国民を見捨てるような日本ならば
決して明るい未来はやってこない。
そう思いませんか。

 

最終的には政府、政治家に
動いて貰わないといけないが、
その政府を動かすのは、
我々の声、民意です。

 

どうか他人事と思わずに
自分と関係ない事と聞き流したり
見て見ぬふりをし目を背けないで
我が身だったかもしれないと、
我が身に起こる得るかもしれないと
関心を持ってくださる方が
一人でも多くなりますように…

 

進展を願って止みません。

 

時間がたちすぎたと言われても
再会する日を絶対に諦めない。
全ての日本人をかえせと
北朝鮮にむけて声をあげよう!

 

2021.5.29記
大阪ブルーリボンの会 田口 薫(女性)

 

 

 

~ 北朝鮮拉致問題解決への私の思い ~

 

 大阪ブルーリボンの会に入会しましてもう5年程の月日が経ちました。署名活動をしている時間帯は、自分にとっては価値ある時間帯です。一つの確実たる目的に向かい同志の皆様と汗を流せるからです。しかし自分は経験が浅いゆえに流している体の汗、心の汗が微々たるものと自覚するところです。これを克服するのは拉致問題解決への頑固たる執着心だと反省の弁を述べます。一人でいる時も、同志の皆様といる時も、日々、常日頃から暗中模索の心構えで拉致問題解決に密着すること、していれば新しい策も浮かぶだろう。これといった閃きが私に訪れる可能性も。だからこそ自分は充実した自分、時間、将来が喉から手が出るほど欲しい。そんな時に大阪ブルーリボンの会の皆様と巡り合えました。

 

勿論、北朝鮮の横暴には昔から理解の域は無く、北朝鮮を何らかの立ち振る舞いで圧を加えてみたいとは思い続けていました。大阪ブルーリボンの会という日本で一番強く、弱者を助け、平和を愛し、日本国を愛し、日本人を愛し、その舞台で同志の皆様と北朝鮮拉致問題解決に向けて猛進する考えで居ます。

 

もう何十年も日本は北朝鮮政策を考え、試行錯誤しながら今は日朝直接対話を求めています。しかしどれもなかなか難しく、悔しいが、日本政府のこれら対北朝鮮政策は一つとして成果を生んでいないのです。当然、憲法改正などを待っている時間はありません。
私は冷静に考えてみます。では北朝鮮は、今、どのような状態でしょうか?誰もが想像つくでしょう。国力がありますか?国民は健康ですか?カネは持っていますか?戦力はどうですか?素晴らしい頭脳明晰な指導者、政治家たる人物がいますか?もしいたとして世界各国の指導者と議論できますか?北朝鮮にはすべてそれらは無いと私は思います。

北朝鮮は核、ミサイルで世界を脅かし、サイバー攻撃でカネを盗み取ることしかできない無法国家です。無法国家といえば北朝鮮の後ろについている中国も同じ。つまり、北朝鮮を変えさえることは中国を変えていくことでもあります。
無法国家であり独裁国家であるこの二つの国を相手にしなければならないのですから、拉致問題の解決は大変困難で大きな課題です。しかし、無法国家、独裁国家はいつか倒れます。歴史の教訓です。
そのことを忘れず、今は私たちのできることをコツコツやるしかないのです。署名活動をすることで、国民に日本の大きな課題を訴えていきましょう。歴史を変えていく闘いであることをひとりでも多くの方に理解してもらうよう活動を継続していきましょう!

2021.5.29記
(大阪ブルーリボンの会 宮澤雅人 61歳 男性)