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2021-01-30 18:53:00

43年前の今日、横田めぐみさんは中学からの帰り道、北朝鮮の工作員に拉致された。単なる誘拐事件であれば届け出を受けた警察は極秘で捜査を始める。しかし、めぐみさんの場合、警察はただちに700人の機動隊を出して捜索を開始した。のちに所轄の松本警察署長(故人)は、亡くなる前、北朝鮮の仕業であることは分かっていたと横田ご夫妻に詫びながら明かしたという。(以上、特定失踪者問題調査会荒木代表)

 

今日、NHKの報道では、元新潟県警刑事部長の小幡政行氏が、「めぐみさんは中学生であり、北朝鮮の拉致とは考えず一般の誘拐事件として捜査していた、責任を感じる」と語ったという。荒木代表の見方を否定するためと思われる。

 

いずれが真実か?与野党の国会議員、メディアはこの重大な事件の真相を追及してほしい。母の横田早紀江さんは、「これほど長い時間が経っても、助け出せないのかと思うとむなしい」と話されている。政府はせめてご家族には、誠実に事件の真実と北朝鮮との交渉経過を説明すべきだと思う。それもできないようでは拉致被害者の救出は絵空事ではないか。北朝鮮の人権侵害を言い立てる資格もない。

 

令和2年11月15日

大阪ブルーリボンの会