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2019-12-10 10:36:00

中山恭子さんと拉致被害者の救出を語る会 報告

 

昨11月23日、OAPホールで開催しました「語る会」には、特定失踪者のご家族、尾上支征さん、福山はるみさんほか、一般市民、大阪拉致議連所属の地方議員、各自治体人権担当者など、およそ100名が参加しました。

 

中山先生は、なぜ救出が進まないのかの根本は現行憲法にある、現憲法はGHQが日本を統治するために2週間で作ったものであり、そこには国や、国民、領土を守るという発想がない。その憲法下で仕事をする公務員は、国民を奪っていった犯罪国家北朝鮮の言い分を聴き、彼らを怒らせないような交渉で解決しようとする。

 

だから日朝政府間で交わされた2002年の「日朝ピョンヤン宣言」は日朝国交正常化が目的で、「拉致」という言葉が一切入っていないし、5年前のストックホルム合意でも、北朝鮮で死亡した日本人の遺骨、残留日本人、日本人配偶者と並べ、その最後に拉致被害者及び行方不明者を含むすべての日本人の調査を北朝鮮に要請した、と書いてある。そこには拉致という暴力的にあるいは騙され、北朝鮮によって連れていかれた日本人被害者を取り返すという強い決意も使命感も感じられない。これらの「宣言」や「合意」では、一人の拉致被害者も取り返すことはできないと断言されました。

 

拉致被害者を家族の手に取り返すことは私の使命だと述べて安倍首相は頑張っていらっしゃるが、日朝国交正常化を目指す議員たちがそれを妨げているとも指摘されました。

 

お話を聴いて私たちはこう考えました。第2次政権になってすでに7年。誰ひとり救出できていない首相は、外務官僚をして「ストックホルム合意」を締結せしめた首相です。その責任は免れないし、中山先生が指摘される「妨害する勢力」に屈しているというしかありません。

 

今のままでは拉致被害者はひとりも救出できないというのなら、関西の一民間団体という非力な当会ですが、この事態を座視せず、志ある国会議員と連携して、あらためて救出につながる方策を提言、実行していきたいと考えます。

 

令和元年11月24日

 

大阪ブルーリボンの会

 

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