トピックス

2020-06-22 10:07:00

家族会の先頭に立ち、早紀江様と二人三脚で全国をくまなく回り、めぐみさんと拉致被害者の方々の救出を訴えてこられた
横田滋さんが、お亡くなりになってしまいました。本当に哀しく、苦しく、つらく、そして沸々とこみ上げる無念と怒りを抑えることができません。
ひとりでも多くの日本人に、めぐみさんのこと、拉致のことを知ってもらい、理解してもらうために、怒りは封印し、いつも笑みさえ浮かべて行動されてきた滋様。ご心中では無力な為政者にどんなに落胆されていたことか・・・。
大阪に何度も来ていただきましたのに、お力になれず本当に申し訳ありません。ご家族のお気持ちを代弁し、日本政府が一日も早くめぐみさんたちを救出するまで、微力を尽くしてまいります。どうかやすらかにお眠りください。  合掌

 

令和2年6月5日    大阪ブルーリボンの会

2020-06-02 10:30:00

5月13日付韓国の「朝鮮日報」などのメディアは次のように伝えています。
「北朝鮮に拘束されて死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の両親が、5億ドルの賠償判決に続き、米国国内で凍結されている北朝鮮関連口座の資金2379万ドル(約25億4800万円)の情報を見つけ出した。今後、口座所有者などの詳細情報を得て、差し押さえの手続きができると注目されている。」

 

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ワームビアさんは、2015年末から北朝鮮ツアーに参加。旅行中に「政治宣伝ポスターをはがした国家転覆陰謀罪」とされて15年の刑を受け服役。その後米朝政府間交渉により釈放され帰国した直後、2017年6月に亡くなりました。「労働教化刑」による拷問で昏睡状態だったそうです。両親は北朝鮮を提訴し、2018年、ワシントン連邦地方裁判所から「拷問、人質、裁判なき超法規的な殺人、両親が負った被害について北朝鮮は責任を負うとして、5億100万ドル(約550億円)の支払いを命じる」判決を得ました。冒頭の記事によると今も北朝鮮との闘いを続けておられ、金正恩らの資産を差し押さえれば北朝鮮にとって大きな打撃となるということです。

 

ワームビア家は裕福な家庭だからこうした闘いができるのでしょうか?

 

そうではなく北朝鮮の、拉致をはじめとする数々の人権犯罪について法の裁きを受けさせなければならないというご両親とご家族の強い意思によるものだと思います。

 

翻って日本政府の拉致被害者救出、北朝鮮の人権犯罪への対処はどうなっているのでしょうか?コロナ対策で頑張っておられる安倍首相、閣僚、国会議員のみなさん、本当にお疲れさまです。しかし、コロナ対策のために、おなじく国民の命がかかった拉致被害者救出が優先課題から外れてはいませんか?心ある国会議員の胸にはブルーリボンバッジが光っていますが、バッジを着けているだけでは何も動きません。

 

900人近い日本人拉致を生んだ温床であり、北朝鮮を経済的に支えてきた朝鮮総連の実態を暴いて被害者救出につなげていただけませんか?わかりやすく言えばブルーリボンバッジをつけた全員が松原仁衆議院議員のような熱意と行動をしてくだされば大きな変化が生まれるのではないでしょうか。

 

ワームビアさんご家族の決意と行動力に学んでいただけませんか?

 

令和2年5月19日
大阪ブルーリボンの会

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